【完】まりあ ~人魚姫の涙~
敦さんと付き合ったところで私は、やっぱり裕也さんが好きな気持ちは絶対に変わらない自信があった。
それなのに敦さんと付き合うなんて…、
それは敦さんに失礼な事ではないかな?
「…敦さん。私は多分一生、裕也さんが好きですよ?ずっと自分を好きになってくれない人と付き合うなんて、敦さんには耐えられますか?」
「出来る。俺はまりあちゃんが凄く好きだから。まりあちゃんが俺の事を見てくれなくても…、それでも俺の傍にまりあちゃんがずっといてくれるのなら……。俺はそれだけで、幸せなんだよ」
私を後ろから抱きしめる敦さんの熱が、更に高くなったように感じた。