【完】まりあ ~人魚姫の涙~
『少ししたらこの球体は水で一杯になるわよ。…どうするのかな?まりあちゃんは』
私が球体に入っているからなのか、こもった麗華さんの声が球体の中に響き渡る。
手に持っていたナイフでその球体を何度も刺してみたけど、頑丈な為全くはがたたない。
そうしている間にもドンドンと水が溜まってきて、もう私の腰まで来ていた。
『昔、海の中で死んだあなたにピッタリの死に方じゃない?』
「イヤだっ!助けて、麗華さん!!!」
『いやよ…。昔あなたが死ぬ時、ルイスも一緒に連れて行ったくせに』
「…はッ?連れて行った?」