【完】まりあ ~人魚姫の涙~


水を吐ききったまりあは、グッタリしながらボーっとしている。




そんなまりあの横にはナイフがあり、俺はそれに手を伸ばした。




鞘の納まっていないナイフは、刃をキラリと光らせている。




まりあはもう、大丈夫だ---




立ち上がり、今だボーゼンとしている麗華に向き合った。




「裕也…、聞いた…の?」




頷く俺を見ながら、ゆっくりと瞳を閉じていく麗華の顔をジッと見る。


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