【完】まりあ ~人魚姫の涙~
「麗…華……」
「待って、裕也さんッ!」
後ろから聞えてきたまりあの声を振り切り、自分の瞳を開けたと同時に麗華の胸へとナイフを突き刺した。
「裕…也……ぁ、…ハッ…」
「ダメーッ!」
おかしい---
俺が刺したら血が出るはずなのに…、
ナイフの刺さった麗華の胸からは、サラサラと金色の砂が流れ出てきた。
そしてそのまま…、
ナイフの中へと、砂が少しずつ入っていくが視界に入る。