はやく俺を、好きになれ。
エコーするように真優の声が脳内に響く。これまで幾度となく繰り返してきた妄想が今現実で起きていることに頭が回らなかった。



「…気づいちゃったから、もう陽のことを家族としても家来としても見れないよ、」



哀愁を帯びながら染々と言う真優は言う。


家来として見てたのかよ!


なんて突っ込みを入れながら一瞬複雑な気持ちになったが、真優が自分の気持ちに気付いた事は朗報だった。
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