だから、恋なんて。
認めたくない事実をしょうがなく確認するために横目でそおっとチャラ医者もとい結城ドクターを見る。
どう考えてもチャラいとしか言いようのないにやけた笑みをこぼしながら、それぞれの言葉に答えている。
多少呆気にとられて視線を送っていると、近寄ってきた師長が私に気付いてポンッと肩を叩く。
「乙部、もうオッケー出したのか?」
「はい?」
「あ、師長~。それは待ってくださいって、僕がちゃんと言いますから」
「え?まだ言ってないの?先生も意外とオクテなんだね」
「そうなんです。この意外性がまたいいでしょ」
意味不明な会話を繰り返す二人が気持ち悪くて、盛り上がるその場をゆっくり離れようとすると。