イナズマ
「俺絶対、帰りも怜奈の横」


俺も目を閉じて言う。

「あっそ。帰りの方が疲れているから、もたれかかって寝てくれるかもな」


「ま・・・まじ??」


俺は大声で言ってしまった。


「そこ、静かに」



山本の注意する声が聞こえる。


「お前、魂から悪魔の匂いがするな」


俺が言うと、

「なんだよ。その表現。根っからの悪ってこと?

颯太も、変な期待しているくせに」


根っからの悪という意味ではない。
何かもっとイケナイ悪さなんだ。


海翔の悪い度合いは。


あの清純怜奈に向かって、そういう少しエッチな妄想を俺に吹っかけてくるから。


俺の妄想が止まらなくなるじゃないか。

< 127 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop