イナズマ
「喧嘩したの?さっき戸田先生からも怒られてたわよね?」



「うん・・・喧嘩売ってきたから。いつもは勝つんだけれども、今日はなぜか・・・調子が悪くて」


俺は、普段強いアピールをしたのだが。


先生は、またムッとした顔していた。


「勝つとか負けるの問題じゃないでしょ?」



ちっ。

俺は舌打ちをした。


「何?」
先生は、俺の舌打ちにイラっとした感じで聞いてくる。



「正論言うから、先生みたいだな・・・って思った」



「先生でしょ?」


先生はホットコーヒーに口を付ける。


一応俺はアイスコーヒを頼んだのだが、少し口を付けると傷口にしみて痛い。
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