山猫彼女
悲しい、それだけが心を駆ける
心の傷は癒える宛もなく、えぐられていく


今日は学校に行くのをやめた。
だが、かわりに昔によく行っていた
近所の山の奥にある神社に行った。

猫眼神社という名前だ


神主さんが居ないせいかいつも、少し
荒れている


俺はいつもの場所に向かう
いつもの場所とは屋根の上だ


風がすごく気持ちいい

嫌なことが風に乗り流れていく



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