空色ホイッスル



From*圭馬



試合が終わると、俺たちは今日応援しに来てくれた観客席の人たちにあいさつをした。



それが終わったの見計らって、俺を茶化しに来た奴がいた。



「ハットトリック取った圭馬くん!君はいったい誰を見せつけたかったんかい?」



地声からワントーンを上げて聞いてくるチームメイトで一番部活の中で話す七瀬夏樹。



「……うるせぇ、誰でもいいだろ」



七瀬に顔を見られないようにフイっと違う方向に向けた。



今の俺、頭の中であの子が浮かんでるから絶対やばい。



「まぁ、圭馬が言ってくれるなんて思ってなかったから別にいいけど。



でも、あんな本気以上に本気になった圭馬……俺初めて見た」



本気以上に本気になった俺?絶対日本語じゃねぇだろ。



……でも俺もそう思う。あんなに狂ったようにプレーしたのサッカー始めてから一度もなかった。




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