空色ホイッスル




3人ともドライヤーをかけて、髪を乾かし終えると一度部屋に戻って勉強道具を取りに帰った。



その頃にはすっかり涙も引いていて、気持ちも落ち着いていた。



会議室に行くと、2人の先生が鍵を開けてくれてたのかすでにいてしっかりやれよ!と言うといつものように出て行った。



それからはまた祐ちゃんに怒られながら、それを聞いていた梶くんに吉岡こんなのもできないの?とばかにされながら



数学の問題を必死に時間になるまで解いた。



「もう、祐ちゃん!試合に負けたからって私に八つ当たりしないでよね!



私は数学は化学よりできるもん!」



と解けた問題を見せながらそう言うと



「うるさい!思い出させるな!」



と言われ、おでこにでこぴんされて倍返しされた。



しかも否定しないってことは本当に奴当たりなんだ!と思って怒りどころか笑いがこみ上げる。



だって祐ちゃんがそんな素直に認めることなんてないからね。



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