空色ホイッスル



「あ、えと、試合お疲れさま。



一ノ瀬くんの学校の試合、部活代表で敵状視察しに来てたよ!」



ほらね!と言って私はエナメルバッグからスコアブックとノートをちょっとずつ見せた。



「だと思った。似ているジャージの学校の後ろに行けばバレないって思ってたみたいだったけどピッチから丸見えだったかんな」



と悪戯な顔をしながら言う一ノ瀬くん。



「本当に?紛れ込めてるってずっと思ってた!


次はもっとバレない格好してくるね!」



「どんなに紛らわしい格好してきたって俺が絶対見つけ出すから」



ーードキン。



その言葉を聞いて、キューッと胸が締め付けられるような痛みがした。



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