山神様にお願い


 ―――――――――きゃああああああ~っ!!

 私は咄嗟に両手で目を覆う。

「ふ、服、服!服着てください店長!」

「あはははは~、思った通りの反応ありがとう」

「何で裸なんですか~!!」

「何でって、そりゃ・・・」

 ハッとした。言いながら、店長が近づいてきている気配を感じたからだった。慌てて手を退けて逃げの姿勢を取ろうとしたけど、時、すでに遅しだった。

 ぐいっと引っ張られて、体が宙に浮く。うわあ!?と叫ぶ暇もなく、私の体は簡単にベッドに落ちる。

 どうやら抱き起こされて、ベッドに寝かされたのだ、と判った頃には、店長が圧し掛かってきていた。

「うきゃああーっ!」

「あははは、遅い遅い、それじゃあ余計征服意欲を沸かせるだけだよ、シカ坊」

「嫌って・・・もうダメですって言ったはずです~っ!!」

「俺も言ったはずでしょ。次は正常位で抱くぞって」

 私の首筋に顔を埋めながら店長が笑う。既に片手で手首を押さえつけて、もう片手は私の服の下に入り込んでいた。

「森では汗臭くってごめんね。もうどこもかしこも綺麗だから、シカも舐めてくれていいよ~」

「ひゃっ・・・な、舐めません・・・わ、あ!」


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