卒業しないで...
出会えたことって特別だよね?
五日前に入学式を終え、『中学生』になっていた、私、木立 日和(きだち ひより)はテニス部に入部を決めた。
ずっとやってみたかったテニスをやることが出来ると思うととても部活の活動日がたのしみでしかたがない。
早く、入学届けを渡しに行こうとすると親友の華嫩(かのん)が、
「ねぇねぇ、部活決めた?私、バレー部に入ろうと思うんだ!」
一緒に入らない?っというふいんきを出している華嫩に日和は持っていた入部届けの紙を見せながら、
「私、テニス部に入ろうと思うんだ!!」
っと決心したように言う。
それを見た華嫩は
「頑張ってね!テニス!!」
っと言い
「お互い頑張ろう!」
っと言った日和は
職員室に走っていった。
次の日、無事入部出来た日和は
テニスコートへと走る。
そのとちゅう、
ドン!....
誰かにぶつかった。
テニスのラケットを持っていて、男子テニス部の先輩だとすぐわかった
「すみません...。ごめんなさいっ!」
謝る私に先輩は
「いや、あやまんなくていいよ」
っと言って去って行った。
...
人があやまってんのにどんな奴!
最低!
と私は心の中でキレていた

思えば、これがきっかけだったのかもしれない。
私のこの人への第一印象は決してよくはなかった。
けど、私はこれからこの人の優しさに
きずき、好きになるのだ

この場所で
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