失望巡りて世界は廻る
地面を蹴り飛び上がる4番目。青竜刀を構え相手を睨むフェイ・ロウ。



「フェイ、君は勘違いしてる。僕は……………!」


「なにをだ、何を勘違いしていると言う。負け犬の遠吠えにしては早すぎるぞ!」



そうしてフェイが刀の先で4番目を突こうと上へ向けたのだが。



あれ、霧が出てきたような………




そうして霧が晴れたとき、そこには4番目の姿はなかった。

そうして最後に残された言葉は酷く悲しいもので。


『フェイ、僕は同情や偽りの愛が欲しくてたまらない訳じゃない。人間の自然な訴えが聞きたいんだよ。

【失望】しないような綺麗な戯言を、ね』




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