失望巡りて世界は廻る

ふと、ポツリと雫が落ちてきた。



「おや、雨のようです。どこかで雨宿りを………おや?」



一瞬空へ目を向けた7番目。

その隙に逃げたんだろう、4番目はいなくなっていた。



ああ、どんどん霧も濃くなってゆく……




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