二重人格神様~金と碧の王~


軽く会釈をし、微笑むと彼らの頬が少し赤くなり、それを見たアレスが言う。


「ご心配感謝します。それより、いのり様は…あぁ、海鈴様のところですね」


「そう。フェイランさんに頼まれて。海鈴さん、部屋にいた?」


「いますよ。先ほど伺った時、眠そうに資料に目を通してました」



眠そうに、って…寝ればいいのに…


「分かった。ありがとう。じゃあ、私はいくね」


寝ていたら、いたずらしちゃおうかな。そんな悪巧みを考えながら私は再び海鈴さんの元に向かった。















「お前、見たか?今のいのり様の微笑み!」


「あぁ!最近、綺麗になったよな!」

「お前もそう思うか?!」

「当たり前だろう!」


そんな部下達の色気のない会話にアレスはため息をはいた。




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