二重人格神様~金と碧の王~


***


その日、深界のある場所に海鈴とフェイランがいた。



「そう…そんなことがあったのか」


その場所とは、ライがいのりを拐い閉じ込めた牢獄。そして、初めて、グレンの存在を知った場所だった。


日中の太陽の光のおかけで、牢獄は明るく固く冷たい柵に海鈴は触れながらいう。


「ライのやつ、そこまでして、いのりを始末したいのだね」


このとき、フェイランは海鈴に話した。ライがここに彼女を誘拐し、閉じ込め、乱暴しようとした。たが、そこにに海鈴ことグレンが姿を表しことも。


いのりから聞いた全てを、話した。



それを黙ってきき、牢獄の中あるいのりの手足に嵌められていた錠に僅かに滲んでいる赤い血に海鈴はぐっと唇を噛み締めた。


そんな行動をみていたフェイランはため息をはきながら腕をくむ。



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