13才、身籠りました。

現在

あれから2年。 


あたしは15歳になった。そして時音は2才になった。 

もう普通に喋るし、走り回る。 


最近はまっている言葉は、「じぃじ!」だ。 


パパは孫にベタ惚れで、 いつも甘やかしている。 

あかりはもう高校生。 

よくうちに遊びにくる。  
そしてよく時音のおもちゃを買ってくる。 


時音はみんなのアイドル的存在になっているみたいだ。 


あたしの選択は間違ってなかった。 

時音を産んで後悔したことなんて一度だってない。 
どんなに夜泣きがうるさくても、いとおしくて仕方ない。 

最近よく考えることがある。 

『あの時、もし時音を産んでいなかったら、あたしはどうしていただろう。』 

多分生きてないと思う(笑) 

多分生きることがこんなに楽しくなったのは、時音を産んだからだと思う。 


こうじにはにげられたけど、あたしは時音を授けてくれたこうじに感謝したい。ありがとうって。 


これから大変なことは沢山あると思う。 


でもあたしは必ず時音を守って行く。 


だって時音はあたしの大事な愛娘だから。 





    END
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