[完]バスケ王子に恋をして。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」

夏恋ちゃんからジャージを受け取る。

「私と奈未ちゃん身長同じくらいだからサイズは合うと思う」
「ごめんね…」
「ううん。いいの。早く着替えて。女同士だけど後ろ向いてるから」

夏恋ちゃんは後ろを向いてくれる。

それと同時に私は着替えを始めた。

「日向くん悪気は無いと思うから」

夏恋ちゃんが喋り始めた。

「大丈夫……私、日向くんのことなんとも思ってないから」
「ホント?…よかった。奈未ちゃん怒ると怖そうだから」
「私?全然怖くないよ。あんまり怒んないし」
「だから怖そうなの!!それまで怒りを溜めてる感じ?」
「何それ?あはは。面白い!!」

おもしろくて笑っちゃった。
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