私は淡々と質問しました

すると、自称母は叫びました

「悪魔、貴女は私達夫妻の子供
私達に似ても似つかない娘
貴女が、貴女の色を知れば旦那様
旦那様は私の不義を疑うわ
私には耐えられない
愛した方から不義を疑わしいと、
そんなの耐えられない…」
自称母の叫びは赤ではない
つまり真実だった

それに対して自称父は
「何故なんだ、
彼女の色は私の実母の色だ
君の不義なんて疑わなかった、
子供は誘拐されたと、君を信じた
君は彼女に、僕らの娘に謝罪を、
養父母たる彼らに感謝こそだった
のに、ああ、僕は…」
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