好きなんて言えないよ。
「ちょっとトイレ行ってくる」


梨恋ちゃんはそう言うと席を立った。



「あっ、待って私も行く」



私はバッグの中からハンカチを取り出し梨恋ちゃんの後を追いかけた。



トイレに入った後梨恋ちゃんが手を洗い流ら


「楽しいね」


私に一言そう言った。


もっとくるしくなるのかなっとか思ったりしたけどそれなりに楽しく充実した1日だったと振り返る。



「あのね、十和には言いにくいんだけど…。最後の最後に二人っきりになりたいなー?とか思ったり?」



そう言って心配そうな顔であたしの顔を見ている梨恋ちゃん。


ズキッ。


胸が痛むけどいやなんて言えない私は…



「なんで私に許可取るの(笑)。なれば良いと思うよ!」


自分の思いを隠し思ってもないことをさらっと口にする。



「ありがと!どうやったらなれるかなー?」



少しるんるんの梨恋ちゃん。



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