好きなんて言えないよ。
「あっ、いいよ。紺野君は座ってて」




あたしはさっき手が当たったのなんか無かったように急いで教室を出た。




嘘っ、当たっちゃったよ。




あたしは日誌の持ってない手を口元に当てた。




や、やばい。




顔がにやけるんですけど。




きゃーーーっ。




一人で盛り上がり担任のいる職員室へと着いてしまった。




「しつれーーいしまーーーすっ」





あたしは元気よく職員室へ入った。



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