青春のリグレット
CP001…はじまり…
僕は何を苛立っていたのか…?
 彼女のこと…

彼女について、いつも苛立ちの気持ちで見ていた。
ライブに行って、彼女が僕だけのために唄っているのではないと分かっても、それでも、彼女のことは気になった…

彼女のことは何でも感心を持ちたかった。
僕は、彼女にとってふさわしい男か…

時々ライブで見せる、彼女のカリスマに対して、僕は何の抵抗も持たない…

弱く、そして、何の存在感も無い…

ちっぽけだと思った。


僕に比べて彼女は、とてつもなくビッグだった…


僕は彼女に恋していた…

そして、それは彼氏彼女の関係だといったことに幾分か誤解を招いて、
そして、ぼくがいつも彼女の事務所に電話をかけて、そしてしつこくしつこく、何度も拒否されてもかけて、警察からマークされていても、僕たちの恋はきっと理想的な関係だと思っていた。







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