恐怖短編集
彼がただの花だということは、最初から知っていた。
だけど、動いていたじゃないか。
話をしていたじゃないか。
自分が大好きな一哉そっくりになって、抱き締めてくれたではないか。
「どうして動かないの?」
不安そうに、語りかける。
だけど、動いていたじゃないか。
話をしていたじゃないか。
自分が大好きな一哉そっくりになって、抱き締めてくれたではないか。
「どうして動かないの?」
不安そうに、語りかける。