恐怖短編集
今にも泣き出しそうな表情の栞は、人草花を『拾ってきた』ため説明書の存在を知らなかった。


「ねぇ、一哉。返事をしてよ」


もう一度話しかけたその瞬間、栞が触れていた場所が突然膨れ上がった。


栞は驚き、手を離す。


今まで何もなかったソコに、小さなつぼみが出来ていた。
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