恐怖短編集
☆  ☆  ☆

気が付くと、目の前に三人目の男があぐらをかいて座っていた。


驚いて体を起こすと、男はマスクの奥で微かな笑みを見せた。


三人目の男はやせ方で、笑う口元からは並びのいい白い歯が覗いた。


まだ若いな。


直感だったが、洋太はそう思った。


前の二人の男からは感じられなかった、若々しい雰囲気が全身を包み込んでいる。


そしてその雰囲気の中には、この状況を純粋に《楽しんでいる》という要素も感じ取ることができた。
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