恐怖短編集
こんな状況でもチカンは手を止めることなく、私のオシリをなで続けている。


どんな神経をしているのかと思い、次第に怒りがこみ上げてくる。



今度こそ、つかまえてやる。


その思いが急激に膨れ上がり、空気を入れすぎた風船のようにはちきれる。


『ただいま、人身事故が発生しました』


手を捕まえようとした瞬間、アナウンスが響き渡った。
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