恐怖短編集
私はそんな親友を見ていたくなくて、恭子の体を優しく抱き締めた。


一瞬、恭子の体が強張り、私が何もしないと知ると簡単に力を抜いた。


「恭子、あなた私の旦那と本当に寝たの?」


「……まだよ」


恐怖からひきつった顔のまま、首をふる。


その言葉に、私は


「そうでしょうね」


と頷く。
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