*嘘月とオオカミ先輩*



「ええと……うーん……はい…」




半ば押し切るように承諾を得て、オレの心は半分だけ軽くなった。


オレが彼女と別れてフリーなんだと仲間に認識されれば、サークルで月島と仲良く話しててもおかしくない。




そんなふうに考えていたオレは正直いってまだまだ甘かった。


< 246 / 382 >

この作品をシェア

pagetop