*嘘月とオオカミ先輩*
男2人のヒソヒソ話に月島はきょとんとした顔をしている。
彼女の視線を避けるように、三條と肩を組んだ状態で背を向けた。
「お前、軽い気持ちで後輩を落とそうとすんな。…サークル内の風紀が乱れるだろ」
オレの声量に合わせ、三條も小声を返してきた。親指を立てながら。
「安心しろ! 重い気持ち、すなわち割と本気だ!」
なお悪いわ!!
心の中で激しくつっこみを入れているオレの肩を叩き、長髪男は得意げにめくばせをする。