朝の旋律、CHOCOLATE ~Whole Lotta Love~
なかなか浮上できない。
腹立たしい。
どうして、こんなに怖いんだろう。
どうして、今日、雪音ちゃんと会わなくて済むことに、安心しちゃったんだろう。
「…………哲いない…」
…当たり前か。
哲の、部屋。
へんなところが几帳面で、洗濯は押しつける癖に、洗濯物はきちんと、ひとまとめになっている。
だいたい、何がどこにあるのか、知ってはいるけれど、さすがに自由に引き出しを開けたりはしたことがない。
「………は…」
はわわわわっ。
哲ごめん!ごめん哲!
部屋着を見つけて。
下着もいるよね、と思って、そっと開けた引き出しに、見えてしまった肌色。
…やーん。
「…レースクイーンがお好きでしたか…」
蜜、知らなかったな。きゃは。
…………チクショウッ!どいつもこいつも胸デカ過ぎんだよ!
哲っ!こういうモンは、もう少しパンツの下とかに隠しとけ!