てのひらを、ぎゅっと。



次の日。


私の体調は急激に悪化し、それから3週間私はベットから動くことができなかった。


毎日毎日点滴ばかりで、食べたら吐いてしまうからご飯もろくに食べられなくて。


梨帆やこうちゃん、お父さんやお母さんがきてくれても、ただ見つめあうことしかできなくて。


私の体は限界がきていた。


その矢先のことだった。


お母さんの体に変化が訪れたのは。


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