てのひらを、ぎゅっと。
でも、どれもこれも叶わない夢。
悲しくて、悲しくて。
みんなと離れなければならないことが寂しくて、悔しくて。
これからのみんなの思い出の中に、私はもういなくて。
私の手からどんどん力が抜けていく。
教壇からスルッと手が滑り落ち、とうとう地面にペタリと座り込む形になった。
立とうとしても、立てなくて。
どれだけ足掻いても、全て無駄で。
私、本当に一人でなんにもできなくなっちゃった………。
「心優」