てのひらを、ぎゅっと。


誰かを利用するなんて絶対ダメなのに。

心優の代わりなんていないのに。

俺は心優しか、愛せないのに。


この時の俺は………本当に病んでいたのかもしれない。


自制心が抑えきれないくらいに。


…………俺は最低なことをした。


希衣にとっても、心優にとっても。


気づけば俺は、希衣の言葉に頷いていた。


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