てのひらを、ぎゅっと。
この私が初めて愛した人はこうちゃんだから、最後までこうちゃんを愛させてください。
窓から覗く、幾千の星。
輝きを放つ、ひとつひとつの命。
同じものはひとつとしてなくて、全てが違う光を放っている。
私と同じように、懸命に生きようとしている。
輝こうとしている。
この限りなく広い空にもう一度、誓わせてください。
あの日と空の色は違うけど。
“私の一生をかけてこうちゃんを愛します”