俺の素顔、知りたい?



「また今度、詳しく聞くから」


そう言って可愛らしくウインク。


それは確かに可愛かったのにどこか怖くて……私は何度もブンブンと首を振って頷いていた。












「うわぁー!リス可愛いー!」


駅前から徒歩15分程。

都会にあるにしては大きな動物園へやってきた。


動物園は私と桃琴の希望。

私達2人とも動物が好きだから、っていう単純な理由なんだけど。



「口の中に食べ物詰め込みすぎだよー!あれは!」


そこが可愛いんだけどね~!

愛らしい姿に笑みがこぼれる。



< 195 / 452 >

この作品をシェア

pagetop