俺の素顔、知りたい?
「また今度、詳しく聞くから」
そう言って可愛らしくウインク。
それは確かに可愛かったのにどこか怖くて……私は何度もブンブンと首を振って頷いていた。
「うわぁー!リス可愛いー!」
駅前から徒歩15分程。
都会にあるにしては大きな動物園へやってきた。
動物園は私と桃琴の希望。
私達2人とも動物が好きだから、っていう単純な理由なんだけど。
「口の中に食べ物詰め込みすぎだよー!あれは!」
そこが可愛いんだけどね~!
愛らしい姿に笑みがこぼれる。