あなただけを…
高校の入学式であなたに出逢った。
 
 
担任の先生の紹介の時に初めてあなたを見た。
 
 
 
 
体育の先生で、きっちりセットされた髪。
 
 
焼けているのか、肌は小麦色をしていた。
 
 
 
 
一目惚れかもしれない。
 
 
 
けど、初めて見た時からすべてがど真ん中のストライクゾーンだったんだ。
 
 
 
顔、声、笑顔。
 
 
 
 
こんなにドキドキしたのは何年ぶりだろうか…。
 
 
 
もう一生ないかもしれない。
 
 
 
 
 
でも、どんなに思ったって所詮は叶わない恋なんだ…。
 
 
 
 
 
先生。
 
 
 
 
この恋が実らなくてもいいから
 
 
想い続けてもいいですか?―
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