魅惑のハニーリップ
 待ち合わせのレストランに着くと、すでに千秋が先に来ていて私を手招きしている。

「久し振り! ごめんね、突然呼び出して」

「ううん。久し振りに私も千秋に会いたかったから。元気そうだね」

 しばらく見ないうちに千秋は少し大人っぽくなっていたけれど、明るく元気なキャラは昔のままだ。

「遥、なんか……かわいくなった!」

 千秋のことを“大人っぽくなった”と褒めようとした矢先、“かわいくなった”と先に私が褒められてしまった。

 私がおっとりした性格がだからかもしれないけれど…。
 千秋は昔から電光石火でいろんなことを話し始めるから、そのテンポにいつもついて行けず、私は一歩遅れてしまう。

「そ、そんなことないよ。変わらないって」

「ううん! かわいくなったよ! あ、彼氏できたんでしょ?」

「えぇ~~~!」

 思わず変なリアクションをしてしまった私に対し、千秋はそれを見てお腹をかかえて笑い出す。
 そ、そんなに笑わなくても……


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