大好きなんです。

「俺もそうだよ！風汰に言われたんだ！…それと……」




「そうだったんですね！」




それとって言いかけたみたいだけどなんだろ…？




「莉乃、忘れたとは言わせないよ。」




「…え……」




あっ、二人きりの時の……




「呼んでくれなきゃ俺行かない！」




からかうように言う知樹先輩。




でもせっかく誘ってもらったんだし…。




「…知樹……」




「やれば出来る、莉乃はいい子だね。」




あたしの頭をポンっとする知樹先輩
。




嬉しいけど、これ恥ずかしいんだよね…。




女の子たちに見られてたらどうしよう……




「莉乃にご褒美あげたいけどここじゃ、ね？」




え……




「なに、ここでして欲しいの？」




「え、なにを……」




「ふふ、まだやめとくよ。


風汰には俺が言っとくね！」