大好きなんです。



少し回ると片付けの時間が近づいてきた。



これで今年の文化祭が終わる。




コスプレは恥ずかしかったけれど、こうして知樹先輩と回れていることがすごく嬉しい。




「なーに、俺の顔に何か付いてる?」



「あっ、えっと……」



知樹先輩に見惚れていたなんて言えない。




「もう莉乃ほんと可愛い。」



頭にポンっと手を乗せて言う知樹先輩。




これすごい好きだけどやられていると自分が赤くなっているのが分かる…。



知樹先輩気づいてないといいんだけど。




「莉乃、帰りさ…♪♪♪〜♪♪〜♪♪♪〜



あっ、知樹先輩の携帯。



「ちょっとごめん!」



電話にでる知樹先輩。この姿も見てて飽きない。ずっと見てられる。



電話しているだけでもかっこよすぎだよ……




「莉乃ごめん、琉斗に呼び出しくらった…。帰りはいつものとこで待ってるから!」




知樹先輩が走る、その先に琉斗先輩。




もうちょっと、知樹先輩と一緒が良かったな……




でも、あたしもそろそろ戻らないと。知佳に呼び出しされる!






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