大好きなんです。
絶対知樹先輩だ!なんて思いながらバッグを持って階段を下る。
遥斗が動く前に玄関にたどり着きドアを開けた。
「おはよう莉乃。こんな早くからでごめんね?」
首を傾けて手を振ってくる知樹先輩。
朝から知樹先輩にやられました。
あたし今絶対顔赤い…。
「おー、知樹か…。入れば?」
遥斗、なんか機嫌悪い…?
「ううん、今日は莉乃を借りるよ!」
「………あぁ……」
一呼吸遅れて返事をした遥斗。
やっぱり機嫌悪そう。
「じゃあ莉乃、行こうか!」
「はい!ちょっと待っててください。」
リビングのソファーに置いてきたバッグを持って玄関に行く。
「じゃあ、いってきます……」
「……あぁ…」
遥斗が機嫌悪そうだからそれだけ言って知樹先輩と外に出た。
「ほんとにごめんね?莉乃に会いたくなっちゃって!!」
笑顔で謝る知樹先輩が可愛すぎる!
「いや、全然大丈夫ですっ!」
むしろあたしも知樹先輩に会いたかった……
こんなこと知樹先輩に言えるわけじゃないけれど…。