こっち向けよ





一緒に同じ家を出て、並んで歩いて



隣の舞を見て



優しい気持ちになる俺は



ずっと、この光景が続いたらいいのに…と



いつかは叶うのではないかと思っていた。



…舞の隣が俺じゃない誰かで埋まることになるまで、叶うのではないかと思っていた。





< 18 / 226 >

この作品をシェア

pagetop