こっち向けよ






そして、こんな時間になってから男の家に来るような女を、拒絶しても罪にはならないと考えを固める。




「ちょっと、きいてる?」




「なに?」




「だから、舞のことはただの口実なんだってば。」




だからどうしたよ。



家の前でまだこのどうにもなんない出来レースやんのかよ。




もう家に入ろうと、彼女に背を向けた。




一歩踏み出した瞬間、さっきとは全く違う声色に乗った、信じられない言葉を聞いてしまった。







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