接吻《修正中》
「つーか、腹減ったな。エビフライ定食食いに行くか」

「い、今!?た、たりるかな・・・お金、あんまり持ってきてないよ・・・」


あの日現れたお前が気になって、言ってないがお前を探した。

さも偶然にまた会ったみたいな顔をして、俺はお前に声をかけたんだ。


「交換条件」

「え?」


俺はポケットから、黒いシンプルな携帯電話を取り出し、奈々に渡す。


「・・・これに、お前の電話番号とアドレスを入れてくれんなら俺がおごってやるよ?・・・どうする?」


奈々。

お前は本当に馬鹿だよな。

嬉しいのか悲しいのか、奈々の顔まで雨に濡れた。


「ひろっ・・・寛久、いいの?」

「お前が決めろ」


奈々は自分の携帯と俺の携帯を睨みつけながら、震える手でアドレスを赤外線で送る。

・・・奈々。

女に携帯番号を聞くだけで、こんなに緊張したの初めてだ。
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