ただ、恋をした
さっきの、椅子の男と一緒だった
「たち、ばな先輩………?」
目が、合った
「麻衣、ちゃん………?」
やってしまった、さもそういう目をしてた
「あ…この人はっ…私の婚約者だった人なの」
橘先輩は知らないようだった
私が、この人達に、襲われたことも
「……五十嵐先輩は……秀君はどこですか」
「…………あなたの家の前は、探した?」
「……は?」
「私、フラれたから」
私は再び走り出した
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