「視えるんです」
「なんか俺にしてもらいたいこととかある?
今なら、なんでも言うこと聞くけど」
「そ、そんなの先輩にさせられるわけないじゃないですかっ」
「いいから。 マジでなんでもするから」
カッコイイ。
を通り越して、ビックリするくらい意地っ張りだ。
私が何かを言うまで、絶対に引きそうにない。
「じゃ、じゃあ……」
キスの続きを……。
って、言えるわけないじゃん!! なに考えてんの私!!
それじゃただの変態じゃん!!
えーっと、先輩にしてもらいたい、こと……。
「あの……本田先輩」
「ん」
意識はぼんやりと。 だけど目だけは真っ直ぐに先輩を見つめて、ゆっくりと、言葉を放つ。
「私と、付き合って欲しいです」
……って、なんでそんなことを!?
それこそ本当に、馬鹿発言じゃんっ……!!