恋愛のやり直し方
「きっと食べるよ。だからあっちで待ってよ?」


「そうですね」




そっと扉を閉める。

リビングに戻ると竜くんは再び大きな欠伸をした。




「綾さんって面白い人ですね?」


「えっ?なんで?」




「今までセンセのところにアシできた人達って、みんなセンセのこと好きになって玉砕していくんですけど、綾さん違うし」


「あーそういうこと?だから、前にも言ったけど私、もう恋愛沙汰はゴメンなの」





「でも、ちゃんとセンセのこと見てるじゃないですか」




プーっと頬を膨らませる竜くん。
そんな仕草がとても似合う子だと思う。




「えー?そんなこと無いよ。だって、未だに謎だらけだし」


「俺、綾さんがセンセの右側に物を置くと食べるって言った時、正直悔しかったです。だって、俺も気付かなかったですから」



「偶然だよそんなの」
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