恋愛のやり直し方
「斎藤様、お連れ様をご案内しました」



先を歩いていた女性が案内したのは、2階の一番奥にある広めの個室。



私たちには背を向けて座るその人は、その声に素早く反応した。





「あらぁ!待ってたわよぉ」





「………」








えっ?斎藤さんって男?女?





見た目は間違いなく男性なのに、なんていうか、こう……雰囲気が……

ふと隣を見ると全然動じてない竜くん




「斎藤さん、お久しぶりです」


ああ、知り合いなのね。






「もう!竜ちゃんそんな他人行儀はやめてよ。あたしとアナタの仲でしょ?」



「ハハハ……斎藤さん、誤解される言い方やめてください。綾さんが固まってます」






ここに来て初めて余裕が消えた竜くん。
そして、竜くんの言葉にサッと私に視線を移した斎藤さんの鋭い目





えっ?私、さっそく何かした?

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