恋愛のやり直し方
竜くんは、途端にイタズラっ子のような顔を覗かせる。



こういう顔をしたときは、大抵が私に不利な流れになる。





「それ以上何も発展させないでね。ドジなのは自分でも認識してるから」




やられる前に先手をうった。



「…………」



反応がない。
竜くんの顔はポカーンと口が開いたまま



「竜くん?どうしたの?」






パチパチパチパチ




突然背後で手を叩く音がして、振り返ると、寝室のドアに持たれながら笑う友田。





「森嶋さんの勝ち。竜、やられちゃったね」




友田のその言葉に、プーッと膨れっ面



「え?何のコト?私何かしました?」



「竜はまた森嶋さんにイタズラしようと思ってたんだよ。色々言って反応楽しもうとしてたってトコかな?


なのに、先に先手を打たれてポカーンとしてんの。放っておきな。自業自得」
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